1.電気設計設備
受変電設備設計
受変電設備とは、電力会社から供給を受けた電力を建物内で使用できる電力(電圧)に変圧するための設備になり、建物の各所へ電気を送る上で核をなす部分になります。変電設備及び幹線サイズの選定は、電気容量の見極めが重要になり、容量が大きくなると機器が高価になると共に、設置場所を広く確保しなければなりません。逆に小さくみると改修・更新時に電気容量が不足しまい、受変電設備や幹線をやり直さなければならないというリスクが生じます。そのため、現在の運用と将来の運用を考え、建物用途に合った電力システムを企画・設計をいたします。
照明コンセント設備設計
照明コンセント設備とは、分電盤から照明器具・スイッチ・コンセント等へ送電する計画になります。建物運用の効率が大きく左右されるシス テムになりますので、お客様の考えを正確に汲み取り、照明の明るさやコンセントの位置や数などを省エネ、省電力からの観点も考慮した上で 企画・設計をいたします。
情報通信設備設計
情報通信設備とは、機器を電気信号で制御する設備であり、テレビ共同受信設備・電話設備・LAN設備・放送設備・インターホン設備・防犯設備等がこれに該当いたします。建物内の特定された範囲内において、各々の設備ネットワークを構築し、コミュニケーションを図れるよう企画・設計をいたします。また情報技術(IT)の進歩が早いため、常に新しい情報を入手し、お客様へ提案できるものなのかを検討しております。
消防設備設計[電気設備]
電気設備における消防設備は、建物の火災に際し「建物利用者が安全に避難できるようにする設備」が主となり、具体的には自動火災報知器・誘導灯・非常放送・非常用照明器具・非常用コンセントなどの設備が該当いたします。建物使用者の生命と財産を守るために、安全性を考慮した最善の企画・設計をいたします。
2.機械設計設備
空気調和設備設計
空気調和設備とは、室内空気を快適な温度・湿度に保つと共に不純物を取り除き、健康的かつ快適に過ごせる室内環境を機械設備によって調整することを言います。建物は形状、広さ、用途などがそれぞれ異なるため、建物の運用により適正な設備を選ぶ必要があります。ピークシフトや各室空調制御など、省エネルギーの観点も踏まえて、最善な設備を企画・設計をいたします。
換気設備設計
近年の建物は気密性の向上により、すきま風等による自然換気が難しい状況となっております。そのため、シックハウス対策として24時間換気設備の設置が法律にて義務付けられており、機械設備による換気が重要視されております。また、室内空気が滞ることで臭気が残ってしまったり、気圧差によりドアの開閉に障害を生じたりしないよう、快適な空間を提供できる換気設備の企画・設計をいたします。
給排水衛生設備設計
建物の各所に配られる水などのライフラインで、生活と最も密接な関係をもつ設備です。建物内において使用する水やその排水を計画し、トイレやキッチン、浴室などの水利用における利便性の向上を図ると共に、安全性を確保できるように各種設備を企画・設計をいたします。
消防設備設計[機械設備]
機械設備における消防設備は、建物の火災に際し「消防隊が到着するまでの予備消火」や「消防隊の消防活動が円滑に行えるようにする設備」が主となり、具体的にはスプリンクラー、屋内消火栓、連結送水管などの設備が該当いたします。建物使用者の生命と財産を守るために、安全性を考慮した最善の企画・設計をいたします。
3.建築意匠設計
法令チェック
建築物を計画したり増築やリフォームなどを行う場合、建築基準法をはじめとした各省庁の法令、地方自治体の条例や指導要綱、通達など様々な規制を受けます。それらを知らないで建築行為を行うと、法令に抵触してしまうという事が散見されます。著しい違反の場合は使用停止等の措置を受けることもあります。建築物を安全かつ適法なものとし、資産価値を保持する為に、関係法令を検討・分析し、法令に則って各種届け出や許認可の申請、取得をいたします。
プランニング
「ビルトインエアコンの交換の際に分割されていた事務室の壁を取り払い、大きい事務室にしたい」「給排水管の更新に合わせて、使い勝手の良いトイレ廻りにしたい」「屋上のクーリングタワーを撤去したので、太陽光発電を設置したい」など、お客様がそれぞれの建築物に抱いている「ああしたい!こう出来ないか?」を対話を通じて具体的に把握し、無理、無駄のない合理的かつ安全な空間の提案・設計をいたします。
デザイン
建築物の使用用途に応じた内外装材の選定、ユニバーサルデザインの導入、設備改修に伴う仕上げ材のテクスチャーや色彩の計画、ロングライフ化等、快適かつ安全な空間を提案いたします。